ドルフィンは日本でも扱いやすいコンパクトサイズのBEV。車高は一般的な立体駐車場に対応する1550mm。航続距離400kmの標準仕様と476kmのロングレンジを設定し、充実装備が魅力だ。
BYDの第2弾となるドルフィンが上陸
イルカをイメージした個性的なエクステリア
BEV分野で世界をリードする中国ブランド、BYDの第2弾となるドルフィンが上陸した。スリーサイズが全長×全幅×全高4290×1770×1550mmのコンパクトなBEVである。日本仕様はモーター出力70kW/航続距離400kmの標準仕様と、同150kW/476kmのロングレンジの2タイプ。
メイン試乗車は標準仕様。車名のとおりイルカをイメージしたエクステリアは、なかなか個性的だ。特徴的なボディサイドの強いキャラクターラインは、これを実現するために旧オギハラ(現在はBYD傘下)の金型技術を活用しているという。ヘッドライト間にガーニッシュが配されたことで、よりイルカっぽさが表現され、リアのLEDコンビネーションランプの意匠も印象的だ。
車高は一般的な立体駐車場に対応する1550mm。本来は1570mmのところ、日本仕様は20mm低く設定した。ルーフ後端のアンテナの工夫で実現したもので、サスペンションには手が加えられていない。だから乗り心地への影響はない。