つまり、自分たちの目指す方向性は間違っていなかった。ただ、当時はやり方が中途半端だったため、最後まで戦うことができなかったわけです。スーパーの安くて新鮮な食材がすぐに家に届く世界は間違いなくやってくる。だからこそ、今回は絶対に心を折ることなく最後までやり抜いていきたいと思っています。

──今後の展望を聞かせてください。

大竹:まだ詳細は話せない部分も多いですが、クラシルデリバリーのグロースにアクセルを踏んでいきます。店舗展開、エリア展開を加速させていければと思います。

堀江:エリア展開のスピード感こそが、クラシルデリバリーというサービスへの信頼の現れだと思います。「まだ私の住んでいるエリアでは使えない」という状態が続くのは良くありません。今後はクラシルリテールプラットフォームで取引のあった企業を中心に話を進めていくことで、拡大のスピードを加速させていきます。