こうしたコンビニでの商品販売が、オンラインでの定期購入のきっかけにもなっているそうで、2020年2月から約2年で月間定期購入者数は約10倍にまで伸びているという。また、2021年11月末には累計販売食数は1500万食を突破している。

 

BASE FOODは成長のスピードを加速させるべく、2月23日にシニフィアンとみずほキャピタルが共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND」を引受人とする第三者割当増資で10億円、三菱UFJ銀行、商工組合中央金庫、りそな銀行、三井住友銀行と総額10億円の融資契約を締結し、総額20億円の資金調達を実施したことを発表した。

今回調達した資金をもとに、今後は既存商品のアップデートならびに新商品開発の加速、それに伴う人材の採用を強化していくという。

ハリウッドの重鎮とタッグを組む、NFTメタバース企業が日本進出

Facebookが社名を「Meta」に変更、Microsoftがゲーム会社大手・Activision Blizzard(アクティビジョン・ブリザード)を7.8兆円で買収したことも「メタバースへの布石」とも目されており、メタバース市場は急速な盛り上がりを見せている。

また、メタバースと同時に語られることの多い「NFT(非代替性トークン)」に関しても、国内ではGMOインターネットグループや楽天、メルカリといったIT企業が続々と参入。こちらも市場が拡大しつつある。

そんなNFTとメタバースを軸に事業を展開しているのが、米カリフォルニア州に拠点を構えるAnifieだ。同社はコンテンツを保有するブランド企業に対して、ホワイトレーベル(ある企業が独自で開発した製品やサービスを他の会社が自分のブランドとして販売すること)などの形でNFTやメタバースを用いた新しいマネタイズの機会を提供する。

創業者である岩﨑洋平氏は、クリーンテック企業のmOasisを創業(後に米Carbon Neutral Ag Sciencesに技術資産を売却)した経験を持つ連続起業家だ。

 

もともとは、ロボット向けの共通OSの開発に取り組んでいたAnfieだが、著名音楽プロデューサーのパトリック・ウッドランド氏と出会い、彼の知人を通じて米国セレブタレントのメタバースコンサートの空間を試験的に開発。これをきっかけに、メタバース上で使われるデジタル・アセットの共通規格の実現を目指す現在の事業にピボットした。

そのAnifieが2月24日、DGベンチャーズ、PKSHA SPARX アルゴリズムファンド、サイバーエージェント・キャピタル、パーソルベンチャーパートナーズ、 ブイキューブ、「Droptokyo」「The Fashion Post」を手がけていた沼澤裕太氏の独立系投資ファンド・KIM.Zと、個人投資家およびセレブ・タレントのラリーン・シャー氏から資金調達を実施したことを発表した。同社はこれを機に日本市場に本格進出する。