HAKOBUNEの創業パートナーである栗島祐介氏はファンド設立前の2020年1月より、社会人を対象とした起業家育成コミュニティ運営に携わり、KAERU、ODD FUTURE、フレンズ、LOOVIC、Officefuction、ハコブンなどを支援してきた。“大人起業家”の文化醸成をより本格化するため、今回のベンチャーファンドを設立し、投資活動を開始する。

創業10周年を迎えたアクセラレーター・01Boosterが1号ファンドを組成

2022年3月で創業10周年を迎えたゼロワンブースター(01Booster)は、アクセラレータープログラムや教育事業の展開により、起業家・社内起業家の事業化支援や、ベンチャーと大手企業の連携によるオープンイノベーション促進などの活動を行ってきた。自己資金でこれまでに35社ほどに出資し、3社がイグジットに至っている。

7月5日、01Boosterはファンド運営会社としてゼロワンブースターキャピタル(01Booster Capital)を設立し、国内外のスタートアップへの投資を目的とする1号ファンド「ゼロワンブースター1号投資事業有限責任組合」を組成、ファーストクローズしたことを明らかにした。出資企業はストライク、中国銀行、原田産業、個人投資家など。

1号ファンドでは主にシードラウンド前後のスタートアップへ出資する。アクセラレーターに参加したスタートアップに加え、グローバルでの競争に打ち勝つ国内外のスタートアップ、Web3領域、ヘルステック、再生可能エネルギー、教育など幅広い領域への出資を予定。また、事業会社や行政との連携機会の創出、IPOとM&A両面でのイグジット機会の創出を目指す。

その他のスタートアップニュース

奨学金DXのSCHOL、1億円の資金調達を実施

奨学金領域のDXを手がけるSCHOL(スカラ)は7月4日、事業拡大を見据えて、新規投資家のみずほキャピタル、旺文社ベンチャーズ、既存投資家のKIBOW社会投資ファンド、NOWを引受先とした第三者割当増資により、総額約1億円の資金調達を実施したと発表した。SCHOLは奨学金情報サイト「ガクシー」、奨学金運営団体向けの管理システム「ガクシーAgent」を運営する。

ショート映画配信サービスのSamantha、4000万円を資金調達

ショート映画配信サービス「SAMANSA」を運営するSamantha(サマンサ)は7月4日、W ventures, East Venturesなどを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで総額約4000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。SAMANSAは世界中から集めたショート映画を配信するVODサービス。アカデミー賞やカンヌ映画祭受賞作を含む、20分以下のショート映画をすきま時間に楽しむことができる。