子ども向けフィンテックのシャトル、5.5億円の資金調達を実施

子ども向けフィンテックサービスを提供するシャトルは7月6日、プロダクト「シャトルペイ」を正式ローンチ。同時にシードラウンドで総額約5.5億円の資金調達を実施したと発表した。第三者割当増資の引受先は、ジェネシア・ベンチャーズ、Spiral Capital、NOW、個人投資家ら。シャトルペイは子ども専用のプリペイドカードと親子それぞれが使えるアプリとを組み合わせ、子どものおこづかい管理を通して、親子で“お金のよい習慣”を身に付けようというサービスだ。

フードロス削減にマーケットプレイス展開で取り組むクラダシ、6.5億円を資金調達

ショッピングサイト「Kuradashi」の展開によりフードロスの削減に取り組むクラダシは7月6日、新生企業投資が運営するファンド、博報堂DYベンチャーズ、ロート製薬、池森ベンチャーサポート、SGインキュベートが運営するCVCファンドを引受先とする第三者割当増資によって、総額6.5億円の資金調達を実施したことを発表した。Kuradashiでは、賞味期限が迫った食品や季節商品、パッケージの汚れやキズ、自然災害による被害などの要因で通常の流通ルートでの販売が困難な商品を協賛価格で買い取り、販売。2015年2月のサービス開始から約7年で利用者数35万人、商品を掲載するパートナー企業数は990社を突破した。

セカンドホームのサブスクサービスを展開するSanu、8.5億円の資金調達を実施

「SANU 2nd Home」を運営するSanuは7月6日、SBIインベストメントや三井不動産、みずほキャピタルなど計7社からシリーズAセカンドクローズで8.5億円の資金を調達したことを発表した。4月のファーストクローズと合わせ、シリーズAラウンドで総額約19億円を調達した。SANU 2nd Homeは月額5万5000円で利用できるセカンドホームのサブスクリプションサービス。現在、白樺湖や八ヶ岳、河口湖、山中湖、北軽井沢など7つの拠点に合計50棟の独自開発の家「SANU CABIN」を構えている。

デジタルプロダクト開発支援のLboseが資金調達を実施

企業のデジタルプロダクト開発支援を行うLbose(エルボーズ)は、シリーズAでユナイテッド、肥銀ベンチャーファンド、オールアバウトを引受先とする資金調達を実施したと発表した。調達金額は非公開。同社は月額制の企業向けアプリ・システム開発サービス「ATTEND biz」を展開。中長期で複数の企業や事業にコミットするフリーランスに継続的に仕事を供給する仕組みを提供している。

京都フュージョニアリング、世界初の核融合発電試験プラントを建設

​京都大学発スタートアップの京都フュージョニアリングは7月6日、世界で初めて核融合発電システムによる発電を試験するプラント「UNITY」の基本設計を完了し、2024年末の発電試験開始に向けた建設プロジェクトに着手した。このプラントで同社の核融合プラント機器とプラントエンジニアリング技術を統合的に実証することにより、核融合の商用化に向けた炉工学製品群の開発を目指す。