同様の動きはAppleにも見られる。Appleは景気悪化に対応するため、2023年には一部の部門で採用と支出を減らす計画だ。複数の関係者による証言をもとに、Bloombergが7月19日に報じている

その他にもこれまでに、Microsoftによる小規模のレイオフやFacebookによる採用縮小が明らかになっている。景気減速を発端としたレイオフや採用縮小の波は今後も続きそうだ。

会員数減で揺れるNetflixは広告付き低価格プランを提供へ

ストリーミング大手のNetflixはMicrosoftとの提携により、2023年初頭に広告付き低価格プランを追加することで、より幅広く会員を獲得していく計画だ。

同社が7月20日に発表した2022年第2四半期(4〜6月)決算によると、会員数は前四半期比で約97万人減と2四半期連続で減少している。会員数減少の背景には、競合サービスの躍進、そして景気減退による消費者の出費の引き締めなどが挙げられる。

スタートアップのデータベース「Crunchbase」運営元が5000万ドルの大型調達

スタートアップやベンチャーキャピタル(VC)のデータベース「Crunchbase」を運営するCrunchbaseは7月20日、5000万ドル(約69億円)の大型調達を明かした。ラウンドはシリーズDで、資産運用会社のAlignment Growthがリード投資家として新たに参加。Mayfield Fund、OMERS Ventures、Emergenceといった既存投資家も投資を行った。

Crunchbaseは米テックメディア・TechCrunchの創業者として知られるマイケル・アーリントン氏が2007年に立ち上げたデータベースサービスだ。2010年にはTechCrunchとともにAOLに買収され、2015年に独立。以降はMayfield FundやEmergenceなどのVCから資金を調達し、事業を成長させてきた。

2019年には日本企業のフォースタートアップスが運営するデータベース「STARTUP DB」と連携し、日本のスタートアップやVCに関する情報も掲載開始した。

現在、6万人ほどの有料会員がCrunchbaseを利用しているという。Crunchbaseでは調達により、他社製の営業予測ツールとの統合やレコメンデーション機能、レポーティング機能などの強化を図るという。