起業家ではないのですが、私もAndreessen Horowitz(a16z)での役割にとても満足していました(編集部注:ハリハラン氏はa16zの元パートナー)。そこへ思いがけず、5年ほど前にContinuity Fundを立ち上げたYCが私に声をかけてくれたのです。しかしオファーを受けてから1カ月が経っても、私はサインをしていませんでした。このことは、今でも鮮明に覚えています。YCの社長であるジェフ・ラルストンから電話があり、「なぜ、オファーにサインしないんだ」と言われました。

彼は「報酬の問題か、役割の問題か、もっとはっきりさせる必要がある」と考えたのでしょう。しかし私はといえば、オファーを受けてから4週間、「この仕事を引き受ける準備ができていない」ことに気づき、自分自身に(まだ引き受けてはいけないと)言い聞かせていたのです。それを伝えた時、彼はショックを受けたようです。彼が覚えているかどうかわかりませんが、ラルストンは「YCのパートナー全員が、君がこの仕事で成功すると確信している。このことを頭に叩き込んでおくんだ」と言い、電話を切りました。そして翌日、私はオファーにサインをしました。

(このようなためらいは)女性起業家に共通して見られます。しかし、ひとつ聞いてほしいことがあるとすれば、このカンファレンスを受講しているということは、皆さんの中には「起業家になりたい」という野心があるということにほかならないということです。だから、やってみなさい。私たちはあなたを応援しています。

起業家が成功するために必要なマインドセット

スタートアップを成長させていくことは信じられないほどハードです。まずは喜んで挑戦し、多少の失敗を許容し、挑戦し続ける必要があります。それはレジリエンス(回復力)とも言います。また、起業家であることは、将来について楽観的であり、他の誰もが信じていなくても、自分のビジョンを信じ続けることであると私は考えています。さらに、機知に富むことも必要です。 起業家は非常に多くの障害に遭遇するでしょう。 起業家としてだけでなく、実生活でも。 キャリアを拡大するにつれて、自分の道を切り開き、会社の問題を解決する上で、どれだけ機知に富み、創造的であるかが重要となります。

起業家が成功するために取得すべきスキルとは

強くお勧めしたいのが、コードの書き方を学ぶことです。テックスタートアップを構築しようとしているかどうかに関係なく、今日のほとんどのスタートアップや企業は何らかのテクノロジーを利用しています。少なくともeコマースにはウェブサイトがあります。