なお、CMAによるActivision Blizzard買収の調査は現在進行中で、2023年3月まで続く予定となっている。

中国発ファストファッション「SHEIN」、自社リセールプラットフォームを立ち上げ

中国発のファストファッションブランド「SHEIN」は10月17日、同ブランドのサイトで購入した製品を売買するためのリセールプラットフォーム「SHEIN Exchange」を立ち上げると発表した

この機能は既存のSHEINのアプリからアクセス可能で、ユーザーは過去の購入履歴を通じて、再販したい商品の出品から販売までを簡単に行うことができる。ファッション小売業者向けにリセールプラットフォーム構築を支援するTreetとの提携によって、SHEIN Exchangeは開発されている。

SHEINの製品はこれまでも外部の売買プラットフォームで取引が行われていたが、今回のSHEIN Exchangeの立ち上げは、高額なプラットフォーム手数料を支払わずに製品の再販をしたいというSHEINファンからのニーズに応えたものだという。またSHEINとしては、ファッション業界の抱える繊維廃棄物の問題への取り組みという点でも、今回の機能提供を通じて循環型社会の実現に向けて寄与したい考えだ。

SHEINのESGグローバル責任者であるアダム・ウィンストンは今回の発表の中で、「すべての人にとって公平なファッションの未来を築くことが我々の責任であり、同時に繊維廃棄物を減らすためのソリューションを加速させることができると信じている」と述べている。

SHEIN Exchangeは現在、米国内で利用可能。2023年にはグローバルに展開する予定だという。