Looper代表取締役の佐野一機氏

人事労務クラウド「SmartHR」を運営するSmartHRが、人材マネジメントシステムを開発・提供する子会社の設立を発表した。新会社の名前はLooper。その代表に就任したのは、クラウド型採用管理サービス「Talentio」を運営するタレンティオ代表の佐野一機氏だ。

佐野氏がLooper設立に至った、現在の人事担当者が直面する人材マネジメントの課題とは何なのか。Looperではそれをどのように解決しようとしているのか。SmartHRの傘下でHRマネジメント領域へ進出する理由を佐野氏に聞いた。

変化する事業戦略に置きざりにされる終身雇用制度

「僕は企業のHRについて、この10年ぐらい、同じことを言い続けてきました。それは人と企業の関係性をどうしていくべきか、という話です」と佐野氏は切り出した。

佐野氏は2015年8月、連続起業家の家入一真氏とともにキメラを創業。2018年5月には採用管理サービス「Talentio」のプロトタイプを開発していたハッチを買収。プロダクトの開発を続け、サービスを提供するに到った。その後の2016年9月には、ハッチはタレンティオに社名を変更し、佐野氏が代表取締役に就いている。

Looper設立にあたり、佐野氏はタレンティオの代表とLooper代表を兼務する。「両社の間に資本関係はありませんが、協力関係は持ちます。両社が提供するサービスは、同じHR領域でも少し離れたエリアを捉えていますが、HRマネジメントの課題感においては通底するものがあるからです」(佐野氏)