チームの情報を簡単に残せる方法がない──。そのような課題感から開発されたチーム向けの情報共有ツール「Stock」がじわじわと規模を拡大している。
Slackやチャットワーク、LINEといったチャットツールではコミュニケーションのスピードが早く、大事な情報が流れっていってしまう。かといってDropboxやGoogleドライブを使って管理するほどのものではない。そんなシーンで役に立つのがStockだ。
同サービスではブラウザやモバイルアプリを通じて“ノート単位”で重要な情報をサクサク蓄積することが可能。機能やデザインはかなりシンプルだが、その分ITに慣れていないユーザーでも使いやすく、非IT系の企業を中心に5万社以上に導入されている。
開発元のStock(9月にリンクライブから社名変更)では今後さらなる事業拡大に向けてプロダクト開発やマーケティング体制を強化していく計画。そのための資金源として、複数の投資家からシードラウンドで1億円の資金調達を実施した。
今回同社に出資したのはDNX Ventures、East Ventures、マネーフォワード、インフキュリオン・グループのほか、ラクスル取締役CFOの永見世央氏やスペースロケットファウンダー代表取締役の鎌田大輔氏を含む複数のエンジェル投資家たち。2014年の創業から自己資金で運営してきたStockにとっては初の外部調達となる。