赤坂:潰れる夢なのか分かんないですけど、たぶんもうマジで精神的なストレスから出てくるいろんな症状みたいなものは普通にあるみたいな。
西川:体調悪かった時期あるもんね。
赤坂:とにかく体調が悪い。寝れない。ベッドに入っても眠れないみたいな感じだと思うんですけど、ただ睡眠時間短くなるじゃないですか。そうすると思考の整理を脳がしないんで、朝になっても整理されてないという最悪のサイクルに陥っていた記憶があります。
誰かに問いを投げかけてみるべき
赤坂:経験したことないこと、未知なる恐怖をどう乗り越えるのか──僕らは経験したことないことも、自分たちで頑張って取り組んでみて、失敗するっていうのやっていました。
ですが今の若い起業家の人たちとかだったら、絶対株主やメンターみたいな人たちに一度そのテーマについて問いを投げかけてみるべきです。おそらく何も考えなしに当ててみるっていうのも、やっぱり向こう側も時間使って回答してくれるわけだから良くないので、課題に対して自分なりの答えを用意した上で「これが正しいか」っていう聞き方をするのが一番いいかなと思いますね。僕らがもしあの当時、そういうメンター的な人がいたら絶対に投げてると思う。
西川:早く答え合わせした方が早く答えが出ますしね。
赤坂:めちゃくちゃいい。
西川:でも環境的にもメンターがいなかったのもあるけど、そもそも母数も少なかったと思うんです。そういうの相談できる人たちも、エンジェル投資家とかもあんまりいなかったんです。私たちはVCも入ってなかったから。今は親身に相談に乗ってくれる「ちょっと先」を行っている経営者もいるし、問いはすぐ聞いた方がいい。答え合わせをした方がいいよね。
赤坂:たぶん株主とかエンジェル投資家も1人だけじゃなくて2、3人に聞いて2、3種類の回答を得て、それをミックスして自分たちの会社に合う答えを探して、実際にやってみてからトライ&エラーでまた修正するということができればスピードも速くなるし、失敗の傷の深さも減ります。なので「聞く」が一番いいかなと思いますね。
赤坂:今はやっぱりエウレカですごく経験できた分、だいたい10名規模、100名規模だとこういうことが起こりうるなというのが想像はつくようになりましたね。
西川:うん。
赤坂:西川さんもすごいたくさんの会社に投資をしているから、事業内容に応じた課題とか、直面していることに対して相談も受けているはず。会社を運営していく上での武器というかアイデアはすごい増えたんじゃないですか。