「ファンドと複数の事業の運営を通じて企業体として強くし、今まで以上のパフォーマンスを発揮していきたいと思っています」(長野氏)
VC業に関してはKVPとして組成した1号ファンドおよび2号を継続していきつつ、来年をめどに3号ファンドの組成を計画している。
「ファンド規模を大きくし、長い周期で投資をしていくのもファンドのひとつのあり方だと思っています。ただ、私たちは30億円規模のファンドを3年でコンスタントに組成した方がパフォーマンスを最大化できると思っているので、今後もその戦い方をセオリーにスタートアップへの投資を続けていきます」(長野氏)
また、新規事業について長野氏は「頭の中に15個ほどアイデアが浮かんでいる」とした上で、まずは年明けからスタートアップへの人材紹介サービスを始める計画があるとした。将来的には、VC業で売り上げの6割、残りを別の事業でまかなうような、ポートフォリオを作ることを狙う。
ANOBAKAは従来のVCの枠組みを超え、VCを核としたスタートアップ支援のコングロマリット(複合企業)を目指し、新たな挑戦を始めていく。