また中高生にプログラミングを教える活動をしていた際、そこで出会ったユニークなゲームを開発できる子どもたちが、その才能を学校では評価されないこともあった。

「自分自身でも(学歴や資格などとはまた違った)新しい評価指標があるといいのではないかと考えるようになりました」(岡野氏)

アクセンチュアに勤めていた頃から、徐々に中国の「芝麻(ジーマ)信用」など信用スコアに関するニュースが話題になり始め、岡野氏も本格的にリサーチを開始した。

事例を調べてわかってきたのが、信用スコアには“金銭支払いデータ”とそれ以外の“パーソナリティデータ”を軸にした2つのタイプがあること。前者は決済サービスを手掛ける大手プレイヤーなどが中心となっている一方で、後者はさまざまなスタートアップが乱立している。

日本でも「LINE Score」や「J.Score」のようなサービスがすでに存在するが、パーソナリティデータを活用した信用スコアにはまだまだ参入できる余地があると考え、岡野氏はこの領域での起業を決めた。

Parameでは今後の事業拡大に向け、12月15日にはF Venturesとインキュベイトファンドに加え、大島礼頌氏(インフラトップ代表取締役)、岩崎翔太氏(終活ねっと創業者)、児玉昇司氏(ラクサス・テクノロジーズ代表取締役)、天野和哉氏、佐名木亮平氏を含む複数の個人投資家を引受先とした第三者割当増資により数千万円規模の資金調達も実施している。

まずはリファレンスチェックの領域から事業を作りつつ、ゆくゆくは他の領域にも応用できる信用スコアを作っていくのが目標だ。

「会社としてやりたいのは、ミッションにも掲げているように個人の信用をアップデートすることです。(Parame上に蓄積された信用データを)学歴や職歴、資格などに値するくらいの指標にしていきたい。ゆくゆくは芝麻信用のように総合的な信用データとして、さまざまなビジネスや生活シーンで活用できるサービスを目指します」(岡野氏)