「何より、新型コロナウィルスにより旅行事業は大中小関わらず、経済的ダメージを受けています。不安はありますが、これまで以上にホテルスタッフ、宿泊されるお客様の感染防止対策を徹底していただき、安全に旅行が実現できることを願っています」(佐々木氏)
現在は刻一刻と変化する新型コロナウイルスの感染状況にあわせて、突発的な対応を余儀なくされているTHIRD石垣島だが、3年をめどに初期投資の回収を見込む。
「ホテルの初期投資には、だいたい2億円ほどかかります。僕らの場合、すべて自分たちで運営しているので、新型コロナウイルスが発生していなければ1年半ほどで回収できていました。ただ、現状では3年ほどで回収できる見込みでいます」(佐々木氏)
「結局、スタートアップである僕らは、大手企業にできない戦い方で生き残るしかないんです」──佐々木氏はこう続ける。
「今こそ、GoToトラベルキャンペーンがなくとも戦える強いコンテンツやチームをつくらなければならないと感じています。僕らも悩み続ける日々ではありますが、同時に、これはホテル業界を再編するいいチャンスでもあります。THIRD石垣島はスタートを切ったばかりなので、僕らにしかできない満足度の高いサービスを模索していきたいです」(佐々木氏)