“難病”で苦しむ人を救うための方法として、最新の医療技術やバイオテクノロジーを活用したアプローチが注目を集めている。
新薬の開発プロセスにAI技術を取り入れる「AI創薬」はその代表例と言えるだろう。難病であるほど新薬の開発難易度と開発コストが高くなるため、従来とは異なる創薬技術のニーズは大きい。
そこでカギを握るのがAIに学習させるビッグデータだ。
アルゴリズムがあっても、基となるデータがなければ始まらない。AI創薬自体は以前からさまざまな企業が取り組んできているが、「AI創薬用のデータがなかなか取れない」ために苦戦してしまうことも珍しくない。大量のデータを集めるためには膨大なコストもかかる。
2018年創業のナレッジパレットではその課題を“日本生まれの独自技術”を用いて解決していこうとしている。