デンマークのビルンに本社を構える玩具メーカー・レゴグループの日本法人であるレゴジャパンは3月31日、同社初となる報道関係者向け説明会を開催した。2020年度、グループ全体での売上高は7600億円で前年比13%増、販売額は明かさなかったが前年比21%増、利益は2240億円で前年比19%増と好調だったことを説明した。
レゴジャパン単体の売上高について実数は明かさなかったものの、代表取締役社長の長谷川敦氏は「2020年度、レゴジャパンも世界での成長と同等に、2桁で強く成長しました」と話す。
新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンや外出自粛で在宅時間が増え、「再びレゴで遊ぼう」、もしくは「家族と一緒に遊ぼう」と考えてレゴを購入する顧客が増えたとレゴジャパンは説明する。商品ラインナップ全体の販売数が好調に伸びたが、昨年8月に発売した任天堂のスーパーマリオとのコラボ商品「レゴ スーパーマリオ」の売れ行きは特に好調だという。
レゴ スーパーマリオについて、長谷川氏は「当初の予定より大幅な上振れの成功を納めることができました。当初計画比の約2倍。非常に好評で、この好評は今も続いています」と言う。その上でレゴジャパンはグループにとって「イノベーションの発生地」であると説明し、今後もコラボ商品を拡充させていく意向を示した。
今後も日本企業とのパートナーシップを発表予定
レゴはこれまでに任天堂のほかにも、イケア、ディズニー、アディダスや日産とのコラボを発表してきた。長谷川氏は詳細こそ語らなかったものの、「いくつかの日本企業との大きなパートナーシップを発表する予定がある」ことを明かした。