この1年で営業のオンライン化が急速に進んでいる。
背景としては新型コロナウイルスの影響が大きい。従来見込み客との接点を作る上で重要な役割を担ってきた「展示会」や「経営者同士の交流会」といった“オフラインの場”を設けることが格段に難しくなった。リモートワークが広がる中で「テレアポ」をしてもオフィスに誰もいないので繋がらない、そのようなケースも増えている。
こうした背景から現場では営業・商談のオンライン化が急務となっており、そのニーズに応えられる“セールステック”サービスへの注目度が高まってきた。
2014年創業のオンリーストーリーが手掛ける決裁者マッチング支援SaaS「ONLY STORY」もその1つだ。オンライン上で気になる企業の決裁者に直接アプローチできる仕組みを作ることで、ユーザーの新規顧客の開拓をサポートしている。
今後オンリーストーリーでは組織体制を拡充し、プロダクトの機能強化とさらなる事業拡大を目指していく計画。それに向けて日本郵政キャピタル、Das Capital 、大和企業投資、ユーザべース、博報堂DYベンチャーズ、ユナイテッドを引受先とした第三者割当増資により総額約13億円を調達した。