Dispoの利用イメージ プレスリリースより
Dispoの利用イメージ プレスリリースより

今でこそブームが落ち着いたが、この半年で最も話題になったサービスといえば、音声SNSの「Clubhouse」で間違いないだろう。今年1月頃から日本のテック業界の一部で話題になっていたが、その後は芸能人などが続々参加。結果として幅広い層の注目を集めた。

そのClubhouseの熱狂が冷めない2月頃から、「次にくるSNSだ」と評されて話題になったのが米国発の写真SNS「Dispo」(ディスポ)だ。

Dispoは富士フイルムの「写ルンです」に代表される、使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)を模した撮影機能が主体の写真SNSアプリだ。アプリで撮影した画像には、自動で使い捨てカメラ風のレトロな加工がなされ、友人やほかのユーザーと写真を共有できる(フィルターは1種類のみで、選べない)。

Dispoには大きく2つの特徴がある。「翌朝現像」と「ロール」による写真の共有だ。

まず、翌朝現像。実はこのアプリで撮影した写真は、撮影した翌日の9時にならないと閲覧できない。そのため、Instagramなどで言われる、「映え(写り映え)」を意識した写真を撮るのは難しい。写真としての作り込みを楽しむのではなく、友人同士が使い捨てカメラでありのままの姿を撮り合って楽しむ、というのがこのサービスのコンセプトだ。