日本に訪れた際、食べ物がとてもおいしかったので驚きました。日本人は舌が肥えている。少なくともマグロに関して言えば、アメリカ人よりも味を知っている。そのため我々としては日本人よりもアメリカ人を相手に商売する方が簡単だというのが現状です。

ですが、日本はシーフードの消費量がとても多い国なので、日本市場への参入はもちろん視野にあります。日本人は寿司が好きだと思うのですが、後の世代も寿司を楽しめるようにするためにはどうするべきなのか、長期的な視野で考えるべきだと思います。私たちの目標は、植物由来の代替食品を提供することで人々が消費するシーフードの量を半減させること。KULEANAの代替マグロは美味しいですし、本物の赤身に近い風味と食感なので、いつか試してみてください。

──代替食品の普及は今後も進みますか。

プロダクトが進化するにつれて、代替食品の普及はどんどん加速していくと思います。今はまだプロダクトが不完全な状態なのです。

トヨタのプリウスはいい車ですが、大多数の人々が買うようなプロダクトではありませんでした。一方、Teslaの車は見た目もかっこいいですし、速く、機能的です。Teslaが登場したことで、EVの普及は一気に加速しました。代替食品市場でも同じようなことが起こるのではないでしょうか。