1位は謝罪か、それともお礼か──スタートアップ7社で最も使われているSlackスタンプは?
 

「1位と2位は、お客さまやメディア露出を見て『やっていき!(さらにやっていきます!、やる気が出ました!)』となった投稿で多く押されています。2位は猫様のお導き的な投稿や神がかったパフォーマンスに対して『神』スタンプの代わりに押されているようです」(同社広報担当)

だるまスタンプでスローガンを表現する、ヘイ

決済・EC事業を展開するヘイでは、1位は「ありがとうございます」、2位は「done」、3位は「お願い」を示すスタンプが並ぶ。

1位は謝罪か、それともお礼か──スタートアップ7社で最も使われているSlackスタンプは?
 

そして特別賞に入ったのが「ファミ」と書かれただるま。ここに書かれた「ファミ」とは、ヘイがユーザー目線で掲げたスローガン「ファミリア(安心感がある)&トラステッド(信頼性がある)」の略。ヘイ広報担当によると「サービスを利用したユーザーも良いエピソードが共有された際に押されている」とのことだ。

Slack上で社員を快く休日へ送り出す、10X

開発不要でネットスーパーアプリを立ち上げられる「Stailer(ステイラー)」を開発する10X。1位と2位では、「いいね!」や「おめでとう」などを伝えるためのスタンプが並ぶ。3位の「ありがとうございます」は当初は黒色だったためダークモードでは見えないと不評だったところ、本企画にあわせて同社代表の矢本真丈氏がフォントカラーを変更したという。

1位は謝罪か、それともお礼か──スタートアップ7社で最も使われているSlackスタンプは?
 

特別賞に入ったのは「良い休日を」。「Slackで『今日はお休みです』と宣言すると、快く送りだしてもらえます」(同社広報担当)

感謝や謝罪より、共感と賛同を伝えるスタンプが多数

日本人的に感謝や謝罪を意図するスタンプがもっと多く並ぶかと思いきや、Facebookのサムアップアイコンのように「いいね!」と伝えたいときに使われるスタンプが上位にランクインしていることがわかった。

そして、最も企業文化が表れていたのは「特別賞」のスタンプだ。ミッションやバリューを表すスタンプもあれば、社内でのコミュニケーションから自然に誕生したものまで「企業色」が出ていたように感じる。

特に、今は新型コロナウイルスの影響でオンラインでのやりとりが主流になりつつある。だからこそ、Slackには「企業文化が宿っている」と言っていいのかもしれない。さて、あなたの会社ではどのような“企業文化”を表すスタンプが、Slack内に飛び交っているのだろうか。