JA全農は、肥料、農薬、農機といった生産資材から、コメ、野菜、畜産物まで幅広く扱っている。これまで、商品軸で分かれている部署別の実力や、農協からの評価は一般的に知られることはなかった。特集『組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿』(全17回)の#8では、農協役職員アンケートの結果に基づき、全農の主要15部署に対する農協からの支持率や“辛口”のコメントなどを大公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 千本木啓文)
理事長を輩出する名門部署が
支持率1位、2位を占める
ダイヤモンド編集部は、農協役職員アンケートに基づき、JAグループの主要12組織(JA全中、都道府県の農協中央会、JA共済連、農林中央金庫、JA信連、JA全農、JA経済連、日本農業新聞、家の光協会、JA全厚連、全国農政連、みのり監査法人)の支持率を算出した。
JAグループ全体の課題になっている「農家の所得向上への貢献」や、「農協の農業関連事業の黒字化」を実現するために、全農は鍵となる組織だ。
そこで、全農については、主要な15部署別の支持率やコメントを公表する。
次ページでは全農の主要15部署(営業開発、農産物輸出、耕種総合対策、米穀、麦類農産、園芸、肥料、農薬、農機、園芸資材・包装資材、畜産販売、酪農、エネルギー、くらし支援、フードマーケット)に対する農協からの支持率や“辛口”のコメントなどを大公開する。