ただ、先日の会見でもご説明しましたが、メルカリと修理ショップ「ミスターミニット」がコラボした「メルカリ リペア」に関しては、キャパシティ的にも、タッチポイント機能としても提供余地があるとのことで、相性の良さを感じています。

──この事業を通じて、メルロジはどのような存在になっていきたいと考えていますか。

野辺:まずは、メルカリのユーザーにとってありとあらゆるものが簡単にやり取りできるサービスを提供していくこと。次に、ユーザー間の取引を成立させていくうえで、一人ひとりの事業者にとって負担の少ないネットワークを構築していくこと。そして、捨てるものがなくなる世の中をつくることで、地球環境にも寄与していきたいと考えています。縁の下の力持ち的に、すべてのサービスの裏で支えているような存在になりたいですね。

進藤:ロジスティクスというビジネスモデルは、直接ユーザーと接点を持つ事業ではないので、インフラとして社会や生活を下支えしたいと思っています。そのためにも、ただ単にものを運ぶだけではなく、テクノロジーを活用しながら、物流に関わるすべての人にとってやさしい存在になりたいですね。「2024年までにメルカリポストを8000カ所設置する」という目標を掲げていますが、これも通過点だと思っています。