画像出典:Karatウェブサイト
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企業・候補者の双方から高い評価

コロナ禍による面接のオンラインシフトも大きく影響し、Karat上で行われた面接の回数は(実数は非公開ながら)昨年から3倍、顧客企業数は2倍に急増したそうだ。

今では毎月5万時間以上の面接がKarat上で行われている。また、1社ごとの利用料も年々増加していて、平均的なエンタープライズの顧客の年間利用料は昨年から倍増。中には、年間100万ドル(約1億円)以上支払っている企業がすでに8社あるという。

候補者からの評価も高い。同社が実施したユーザーアンケートによると、候補者の95%がKaratに対してポジティブな評価をしている。

特に好評なのが、面接プロセスの柔軟性だ。夜でも週末でも、自分の好きな時に面接を予約することができ、希望に応じて面接のやり直しをリクエストすることもできる。これによって候補者はリラックスして、自分の本領を発揮することができる仕組みだ。実際に、20%の候補者がやり直しをリクエストしているという。

Karatは今や、世界で最大のエンジニア人材のデータベースを構築しつつある。これらの企業横断のデータを分析すれば、企業と候補者のより適切なマッチングが可能になる。

同社CEOのMo Bhende(モー・ベンデ)氏によると、今回の調達資金を元手にデータサイエンスへの投資をさらに加速し、顧客企業に対するインサイト提供を強化していく予定とのことだ。