ひろゆき氏（撮影：榊智朗）
「あなたにとって大事なことまで、人と比べて生きていませんか？」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『１％の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか？」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか？」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「生き方」について聞いてみた。（構成／種岡 健）
大事なことを比べて生きる人
あなたは、大事なことまで人と比べて生きていませんか？
たしかに、人は比較しながら自分のことを考えてしまう動物です。
ある程度、第三者と比べながら生きることは仕方がないんですよね。
「あいつよりはマシだろう」
「あの人に負けて悔しい」
そういうことは、誰だってつい考えてしまうものです。
しかし、あなたにとって「重要なこと」だけは、他人と比べないほうがいい。
それをやってしまうと、どんどん不幸になってしまうので、そのデメリットについて述べておきましょう。
「比べないもの」を決めておこう
大事なものというのは、「価値観」のことです。
つまり、どう生きるのか。何を大切にしたいのか。そういった、正解のない世界のことです。
「目に見えない部分」は一長一短です。
「あの人は、人から好かれている。けど、仕事はできないよな」
「あの人は、仕事は完璧だな。でも、家庭では居場所がないらしい」
というように、「いい部分と悪い部分」があります。どんな人でも、そうです。
だから、何を一番大事にするかは自分で決めるしかありません。
なんでも比べる人は、すべてを偏差値や値段のような指標で比べてしまいがちです。
相手の「目に見える部分」で比較をして生きています。
それって、かなり続けていると「しんどい」んですよね。
「自分にとって、仕事はそんなに優先順位が高くない」
と、決めてしまえば、職場で比較する必要もありません。
なんとなく生きていたら、なんとなく比較してしまうものです。
ここで一度、「何が大事か」を決めてしまうようにしましょう。
（本稿は、『1％の努力』の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。）
本名：西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『１％の努力』『99%はバイアス』（ダイヤモンド社）がある。
