「まわりの人と自分を比べてしまう」とき、「いつも機嫌がいい人」はどう考えるか
「いつも他人と比べてしまう」「このままでいいのか、と焦る」「いつまでたっても自信が持てない…」。仕事や人生に悩んでしまった時、どう考えればいいのでしょうか。『機嫌のデザイン』の著者であり、数々の名言がTwitterで話題となった、プロダクトデザイナー・秋田道夫氏の「毎日を機嫌よく生きるためのヒント」を紹介します。
自分自身に過度な期待をしなくていい
ーまわりの人と自分を比べて落ち込んでしまう人のほうが多いかもしれませんが、秋田さんは昔からそうではなかったのですね。
そうですね。学生時代から、わたしは「人の真似をしてうまくなろう」と思ったことはないんです。
「頑張って大学に受かったら、まわりのみんなが優秀で劣等感に陥った」という話は結構聞きますが、わたしはそういう劣等感を抱いたことが一度もないんですよ。
─まわりが気にならないほど優秀だったということでしょうか?
いえいえ、そういうことはないですね。
「まわりが優れているに決まっている」と最初から思っていたからです。
ようは、「自分はたかが知れている」と期待をしない。
自分自身に過度な期待をかけないのです。
期待をしなければ、失望したり、余計に傷ついたりすることもありません。
劣等感を抱くのは、「優秀だろう」という目算があった証拠ですね。
つまり、劣等感は優越感の裏返しだとわたしはとらえています。
優越感を抱かないから、劣等感も抱かない。
ただフラットに、水平な目線で会社という社会の中に立っていました。
(秋田道夫著『機嫌のデザイン まわりに左右されないシンプルな考え方』から一部を抜粋・改変したものです)
◆ ダイヤモンド社から書籍のご案内
☆★☆3万部突破! 全国でずーっと売れてます!
☆★☆Amazonランキング1位を獲得!(倫理学・2023年3月22日)
★仕事と人生の悩みが消えていき、素直な自分で生きられる
★Twitterフォロワー10万人超! たった2日で7万人のフォローを集める
★話題の70歳、プロダクトデザイナーが語る「日常とのつきあい方」
★毎日が宝物に変わる1冊
機嫌がいい人は
「ドライでいい」と知っている!
【本書の特長】
★機嫌がいい人は「ドライでいい」と知っている
★フォロワー10万人超! 話題の69歳プロダクトデザイナー
★Twitterでは語られてこなかった「シンプルな考え方」
★仕事と人生の悩みが消えていき、素直な自分で生きられる
★毎日が宝物に変わる1冊
いつも他人と比べてしまう。
このままでいいのか、と焦る。
いつまでたっても自信が持てない。
仕事や人生に悩んでしまった時、
どう考えればいいのでしょうか。
「何事につけ『期待するな』です。
世間にも家族にも友人にも
さらには自分にも。」
秋田道夫、69歳。
プロダクトデザイナー。
大手メーカーでオーディオ機器などの製品デザインを手がける。
その後、フリーランスとして独立。
誰もが街中でみかけるLED式薄型信号機や、
交通系ICカードのチャージ機、
虎ノ門ヒルズのセキュリティーゲートなどの公共機器をデザインする。
それだけではなく、コーヒーメーカー、1本用ワインセラー、
文房具、土鍋、ベビーソープ、カバンなど
幅広く日常生活にまつわる製品のデザインに関わる。
そして、2021年の3月からは
Twitterで「自分の思ったことや感じたこと」の発信をはじめます。
「デザインは一晩寝かした方が良い。
それより大事な事はデザイナーがちゃんと寝たほうが良い。」
「どんどん本を読んで色々なものを観てください。
そしてどんどん忘れてください。
それでも残っているのがあなたの知識です。」
これらのツイートが多くの人々の心を捉え、拡散されると、
わずか2日間で7万人以上が秋田氏をフォローしました。
現在のフォロワー数は10万人を超えています。
秋田氏の「シンプルで本質をとらえた言葉」に触れることで
日々抱いている悩みや焦り、気負いが消えていき
心がフッと軽くなると感じている人が、数多くいるのです。
そんな秋田氏が繰り返し語っているのは、
「機嫌よくいること」の大切さです。
どうすれば、自分の機嫌を自分でとることができるのか。
「別に前向きではありません。ただ機嫌がいいだけです。」
そう語る秋田氏に質問し、会話をするなかで、
「機嫌よく日々とつき合う」ためのヒントが
いくつも浮かび上がってきました。
本書では、秋田氏との会話文形式により
Twitterでは語られてこなかった
「まわりに左右されないシンプルな考え方」を紹介していきます。
【本書の目次】
プロローグ
はじめに
1章 機嫌をデザインする ―機嫌をよく保つには、まわりに期待をしない
2章 人間関係をデザインする ―誰に対しても素直に接する
3章 仕事をデザインする ―知識よりも人を知ることのほうが大切です
4章 感性をデザインする 自分にとって心地よいものを選ぶ
エピローグ
おわりに