車外で調理できるのがいい
お鍋で心身ともに温まる

 15時頃から、早速夕食の準備をスタートした。到着前にスーパーへ立ち寄り、地場の野菜や肉などの食材を調達済み。地元のスーパーでは、その地域ならではの食材に出合えることが多く(しかも安い!)、土地の暮らしを垣間見るようで面白い。

「RVパーク 野間海岸ステーション」には、無料で使える水道も用意されているので、食材や食器などが洗える。この日は、北西の風が強く寒かったこともあり、豚しゃぶ鍋をつくることにした。

 海からの風をさえぎるように車を停め、風下にテーブルをセット。ご飯は、一人用の小型炊飯器を使ってポータブル電源で炊きつつ、風防付きのカセットコンロで鍋を調理。おいしくいただき、身体もポカポカに温まった。

車中泊ファンの新聖地「RVパーク」の使い勝手は?食う・寝る・働くを試してみた車内が窮屈にならないよう、コンパクトに収納できる椅子やテーブルを持参 Photo by M.S.
車中泊ファンの新聖地「RVパーク」の使い勝手は?食う・寝る・働くを試してみた寒い季節には、暖かいお鍋が身も心も暖めてくれる Photo by M.S.

 今回、RVパークを利用して最も大きな魅力だと感じたのが、車外で火を使った調理ができるところ。これまで筆者は、サービスエリアや道の駅で車中泊をしてきたが、これらはあくまでも仮眠のための施設であり、車外にテーブルや椅子を出すのはもちろん、サイドオーニングを広げたり、火を使ってBBQをしたりなんてことは御法度だ。

 ところが、RVパークは施設にもよるが、焚き火やバーベキューがOKだったり、ガスコンロのみ使用できたり、区画内であればサイドオーニングやタープ、テーブル、椅子が設置できたりして、オートキャンプ場に近い楽しみ方ができる(テント泊はできないところが多い)。

 アウトドアで自然を感じながら味わう食事はおいしく、日々の疲れが癒されるようだった。

 なお、焚き火がOKの施設でも、強風時には禁止されるところもある。その施設のルールをしっかりと把握し、守るようにしたい。

車中泊ファンの新聖地「RVパーク」の使い勝手は?食う・寝る・働くを試してみた有料で電源も利用できる。何かと便利なポータブル電源を充電中  Photo by M.S.