近くに入浴施設があるのが認定条件
探す必要なし!

 食事後、車内でしばらく休憩し、18時頃に近くのホテル内にある日帰り温泉に向かった。施設内に有料のシャワーがあったが、湯船につかりたかったので、温泉を利用することに。

 道の駅やサービスエリアで車中泊をする場合、別途、温泉や銭湯を探す必要があり、距離が離れていることも多い。そのため、食事や入浴をしていると、あっという間に寝る時間帯になってしまう。

 その点、RVパークは近隣に入浴施設があることが認定条件の一つになっているので、探す必要がなく、サッと訪れられる。RVパークによっては、温泉施設が併設しているところもある。今回利用したホテル内の温泉には伊勢湾を望む露天風呂があり、つるっとした肌触りの湯で、身体の芯から温まった。

車中泊ファンの新聖地「RVパーク」の使い勝手は?食う・寝る・働くを試してみた近くのホテルにある温泉に入る Photo by M.S.


 RVパークに戻ると、もう1組の車が到着し、車外で食事をしているところだった。筆者は、車のフロントを風が吹いてくる方に向けて停め、寝るための準備を始めた。風が横からあたるように停めると、強風で車が揺れてゆっくり休めないかもしれないからだ。

 寝るための準備はもう慣れたもの。窓に銀マットを使ってDIYした目隠しを貼り、助手席側の前後のシートを倒し、フラットにするための専用のマットを敷く。その上に寝心地を良くするためのマットレスを敷き、寝袋を広げれば完成だ。

 寝るまでの時間は、スマホで動画を見ながら過ごす。RVパークによっては、Wi-Fiが使えるところもあるが、「RVパーク 野間海岸ステーション」はWi-Fiは完備されていなかった。

 私はお酒が飲めないのだが、RVパークであれば、急遽、車を移動しなければならないこともなく、食事中や寝る前にお酒を楽しむこともできる。ホテルや旅館に併設されたRVパークでは、事前予約制で食事やドリンクを提供してくれるところもある。

車中泊ファンの新聖地「RVパーク」の使い勝手は?食う・寝る・働くを試してみた車中なので、テントで寝るより暖かい。寝袋で快適に睡眠 Photo by M.S.