お酒の席が増える12月。どんなお酒を飲んでいれば太らないのでしょうか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA
「忘年会復活」となりそうな今年の年末。「お酒の席が多くて太ってしまう」と思っている人はいませんか?肝臓疾患の専門医である栗原クリニック 東京・日本橋の栗原毅院長によると、「多くの人はアルコールが原因で太る」と勘違いしているといいます。お酒を飲んで太ってしまう本当の原因とは?太らず、安心してお酒を飲む方法を、全4回にわたって、栗原院長の著作『内臓脂肪の名医が教える 痩せるお酒の飲み方』(日本文芸社刊)から紹介します。
今のお酒の量を半分にするだけでも痩せていく
お酒を飲みすぎると肝臓に負担がかかり、肝機能が低下して脂肪がたまりやすい状態に。放っておくと脂肪肝に発展し、代謝がスムーズに行われず太りやすい体になっていきます。裏を返すと、お酒の量を減らし肝臓への負担を軽減すれば、脂肪肝が改善して痩せられるということ。毎晩お酒を飲んでいる人は脂肪肝になっている可能性が高いので、自分が飲んでいるお酒の量(純アルコールの摂取量)がどのくらいか、一度見直してみましょう。
アルコール摂取量の割り出し方は、飲んだお酒の量とアルコール度数を計算式にあてはめるだけ。厚生労働省の「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」を1日平均純アルコールで約20g程度と推奨しています。この量なら肝臓に負担をかけず、むしろお酒が血流を促進したり、善玉コレステロールを増やしたりといったよい作用をもたらします。
とはいえ、純アルコール20gはビールで500ml、日本酒で1合弱、ワインでグラス2杯弱といった具合。晩酌を欠かさない人からしたら、満足できない量だと思います。でも、最初から適量まで減らす必要はありません。まずは、いつも飲んでいる量を半分に減らしてみましょう。アルコール量を半分にするだけで、脂肪肝は改善します。脂肪肝がよくなれば代謝が上がって、脂肪が燃焼されやすくなり、自然と痩せていくようになるのです。
飲み終えるのが早ければ早いほど痩せる
お酒を飲んでから寝ると、朝起きたときに「すっきりしない」と感じることがあります。それは、就寝前の飲酒が原因。アルコールはリラックス効果があるため寝つきをよくしますが、実は睡眠の質を悪くする作用もあるのです。
睡眠にはサイクルがあり、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返すことで、朝の覚醒に向けて準備をします。しかし、お酒を飲むとアルコールの分解時に発生するアセトアルデヒドの影響で、ノンレム睡眠は減ってレム睡眠が増加。その結果「中途覚醒」を招き、細切れにしか睡眠をとれなくなるのです。当然、睡眠不足になって体に疲れが残り、日中の活動量が減少。エネルギーを消費できず、脂肪が蓄積していきます。









