そもそもクラウドファンディングが普及した背景には、消費者の購買行動の変化も大きい。

「今の消費者が重視するのは、背景にあるストーリー。“誰が、どのように作ったものなのか”という部分に、こだわりをもってお金を出すのだと思います。地方にある事業には面白いものが多いのに、知られてないのはすごくもったいない。担当者(キュレーター)が地方企業と一緒になってPR支援をしていき、“地方の良さを掘り起こす仕組み”を作っていきたい」と坊垣取締役。

 地方に隠れていた人や技術にスポットライトを当てていく役目は、金融機関とクラウドファンディングのコンビが担っていくのかもしれない。