誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
願いを忘れない
今日は「願いを忘れないこと」についてお話しします。自分のなかにある願いや気持ちを忘れずにいることは、将来の可能性を広げる第一歩になります。
現実的に叶いそうにはない願いがあるかもしれません。しかし、その願いを忘れないことが、とても大切なのです。
なぜなら、いつかそのタイミングが訪れたとき、すぐ行動に移せるようになるからです。
願いをかなえるために
願いを忘れずにいることで、自分にとって重要なチャンスやタイミングに気づくことができます。
そのためには、自分の頭のなかに願いを保持して、日常生活で意識的に振り返ってみることが必要です。
アテクシ自身は、およそ10年間にわたりクリニック経営を続けていましたけれど、経営者としての業務に疲れ、精神科医としての診察に専念したいという願いを持っていました。
そして、そのための未来予想図や将来の夢を定期的に振り返り、願いを忘れずにいたのです。
目の前に願いが広がる
その結果、いまは自分に合った環境のもとで精神科医として活動することができています。新たな可能性が開けたのは、つねに願いを忘れずにいたからこそなのです。
忙しさや現実の制約に追われがちでも、自分の願いを大切にして、忘れずにいましょう。
そうすることで、いつかかなうかもしれない未来が、現実のものとして目の前に広がってくるのですから。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。