「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場!新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です! この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。
長い目で見て「ON3」対「OFF1」の割合になっていればOK
「3勤1休ダイエット」の大前提&最大の特徴は、たまにダイエットをお休みするということだと以前の記事で書きました。具体的には、3日ダイエットをしたら(ダイエットモードON)、1日休みます(ダイエットモードOFF)。今回は具体的にどのようにスケジュールを組んでいくのかをお伝えしましょう。
「3日ダイエットしたら1日休む」が基本形ではありますが、いざやってみると予定外のことが次々と襲ってきて、その通りに進まないことも多いと思います。
例えば、ONを予定していた日に突然ママ友会に誘われる。家族に協力を仰いでいるはずなのに旦那さんが気まぐれにケーキを買ってくる。仕事でイライラしてつい、ポテチを爆食いしてしまう…など。
このように、本来はONだった日がOFFになってしまうことはよくあります。そういうときは、ガチガチに基本形を守らなくて大丈夫ですよ。長い目で見てONが3、OFFが1の割合になるように調整しましょう(4週間でOFFが7日になるようにする)。
スケジュールを組むコツは、自由に飲み食いしたい日(仕事の会食、友人とのランチ、家族の誕生日、季節のイベントなどの予定が入っている日)を、まずはOFFに設定してしまうことです。そして、残ったOFFをバランス良く配置して、あとはONに設定します。
先の予定がわからない場合は、基本形でとりあえず始めてみましょう。急に予定が入ってリズムが乱れたら前後で調整してください。
もし、うまく調整できず、ペースがわからなくなっても、そこからまたリスタートすれば大丈夫。大切なのは、完璧に進める(転ばないようにする)ことではなく、起き上がり方を覚えることです。このマインドセットこそが、リバウンドしないダイエットを成功させるためにはもっとも大事です。
*本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
医師・西井医院院長
2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。