感動ベスト第5位
【けんちょう】

(『厨房から台所へ』P20)

【伝説の家政婦・志麻さんが教える】テレビで話題! 一度食べたらやみつき「けんちょう」激ウマレシピ一挙公開! 特別ワンポイント講座付き【書籍オンライン編集部セレクション】
(志麻さんの故郷・山口県の郷土料理【けんちょう】。たまに食べるとホッとするという)

けんちょう】は、山口県出身の私がなつかしく思う郷土料理です。

 材料はとてもシンプルですが、最初に油で野菜を炒めることでコクがあり、ホッとする、そして不思議にも食べごたえのある一品なのです。

 家庭によってはお肉を入れたり油揚げが入っているという話も聞いたことがありますが、私はこの里芋入りのレシピが一番好きです。

 わが家ではフランス料理もよく作りますが、夫のロマンや子どもたちは和食が大好きです。

 なかなか帰省できない時でも、料理はその土地や思い出を想像させることができる力を持っています。

 山口に行ったことがない方もぜひ作ってみてください。

★材料(3~4人分)★
◎大根 1/2本
◎にんじん 1本
◎里芋 3~4個
◎もめん豆腐 1丁
◎だし 1パック
◎水 300~400ml
◎しょうゆ 大さじ3
◎みりん 大さじ1
◎砂糖 大さじ1
◎サラダ油 大さじ1

★作り方★
1 大根、にんじん、里芋は、いちょう切りにする。
2 なべに油をひいて1を炒め、もめん豆腐をほぐしながら加える。
3 だし、水、しょうゆ、みりん、砂糖を加え、水分が1/3程度になるまで煮る。

★コツ★
 最初に材料を油で炒めることでコクが出て、食べごたえのある味になります。ワンポイントは次のとおりです。