夜のスイーツ、締めのラーメン…太らない人が「食べ過ぎた翌日」にやっていること体のメカニズムからいって、甘いものを我慢し過ぎると、ついには爆発してドカ食いをしかねない(写真はイメージです) Photo:PIXTA

新型コロナの自粛ムードがゆるやかになり、年末年始、久しぶりの会食や飲み会ですっかりサイズアップ。でもダイエットはすぐ挫折してしまう……とお悩みの人は多いのではないでしょうか。一方で、何歳になってもスリムな体型を維持している人や、ダイエットに無理なく成功する人もいます。太っている人とやせている人の違いはどこにあるのか?普段の食事のとり方なのか、カロリー消費の仕方なのか、それともほかに決め手があるのか?工藤孝文先生監修の『「やせてる人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、暮らしのなかで無理なく実践できる「やせてる人の習慣」を紹介します。

やせてるのにスイーツ好き!?
その秘密は、食べる時間にあった!

 ダイエットにつきものなのが、好きなものを制限されるというストレス。そして、ダイエットの大敵もこうしたストレスだ。

 好きな甘いものを食べられないと、それがストレスになってイライラが募っていく。そうなると、体はイライラを沈めようとして、「幸せホルモン」のセロトニンの量を増やそうとする。その分泌を促す手っ取り早い方法が、甘いものを食べること。ストレスがあるとき、お菓子やケーキを食べたくなるのはこのためだ。

 やせている人は、こうしたストレスからくるイライラを上手になだめている。意外にも、甘いおやつをときどき食べているのだ。

 体のメカニズムからいって、甘いものを我慢し過ぎると、ついには爆発してドカ食いをしかねない。そこで、ときには欲求にしたがい、おやつを食べるのは悪いことではないのだ。けれども、食べたいときにすぐに口にしてはいけない。それでは肥満に向かって、まっしぐらに突き進んでしまう。お菓子に手がしょっちゅう伸びている人に、やせている人がいるはずがない。