また、体を十分に拭く行為を「体が冷えないように」ではなく、まずマナーの問題と捉えることにも違和感がある。水滴がついたまま脱衣所に移動すれば、確かに床が濡れて他人の迷惑になってしまうが、思春期の裸を人に見せたくないといった事情で、早く服を着たい子どももいる。マナーの前に、そもそも子どもが集団行動の中で全裸にならなければならない状況が特殊だと考えた方がよいのではないか。温泉や銭湯での共同入浴は日本の文化とはいえ、それが好きではない人は存在する。
近年では、スクール水着も表面積が広いものが主流になりつつあることを考えてみても、時代錯誤ではないかという感想を持つ。
「意味がわからない」「迷惑をかけないよう必要」
ネット上の意見から見えること
ネット上での反応を見てみよう。
【意味がわからないという意見】
「気持ち悪い」「意味がわからない」「刑務所」「軍隊ばり」「同性でも裸を見られるのは気分悪い」「ブルマ世代だけど、その頃ですらこんなのなかった」「令和の話なの?」「たとえ同性でも先生に裸を見られたくない」「子どもの人権無視」「セクハラ」など。
【自分たちも経験したという意見】
「私たちのときもあった」「九州じゃないけど小学校のときにあった」「小中高でチェックあった。嫌だけどそういうものだと思っていた」など。
※「九州だけどなかった」という意見もあった