架空の人物を名乗り
身分証を偽造するケースも

 非公然活動家は、架空の人物を名乗った身分証の偽造などを駆使することも当然ある。

 実際、過去には中核派の非公然アジトから、偽造された健康保険証が押収されている。

 また、東アジア反日武装戦線のメンバーで国際手配中の佐々木規夫容疑者は、京都市の会社員の旅券を元にした偽造旅券で東南アジアなど数カ国に出入りしていたとの情報もある。

 なお、桐島聡容疑者とみられる男については、医療費は自己負担で治療を受けていたとの報道もあり、身分偽装の“深さ”は不透明だ。