米国では、AMラジオを支持する人たちが議会に対してロビー活動を展開している。自動車メーカーが車からAMラジオをなくすのをやめさせるためだ。米テスラやスウェーデンのボルボ、独BMWは既に一部の車種でAMチューナーの搭載をやめている。米フォード・モーターは昨年、これらメーカーの仲間入りをする方針を表明していた。だがその後、ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は「政策担当の指導者たちと話した後」にこの方針を撤回した。議員らによると、大半の自動車メーカーは、車載AMチューナーの将来について態度を明確にしていない。そのため、無料のAMラジオが聴ける車の生産継続を法律でメーカーに義務付けたいと議員らは考えている。こうした考えを支持する人たちは、AMラジオが緊急通信網に不可欠な要素だと主張する。一方、自動車メーカーの言い分は、米国人には電話など、警報や情報を受け取るための手段が他にもたくさんあるというものだ。
自動車業界が廃止に動くAMラジオ、救済されるか
ラジオのトークショー司会者やFEMAが米議会にロビー活動
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