アップルにとって約10年ぶりの大型新製品は、同社にしては異例の静かな滑り出しとなっている。  ユーザーの周囲の空間にデジタルコンテンツを重ねて表示するアップルの仮想現実(VR)ヘッドセット「Vision Pro(ビジョンプロ)」(3499ドル=約52万円))は、2月2日に発売される。1月19日に予約が開始されてすぐに初回出荷分が完売した。  アップルはヘッドセットの販売台数を明らかにしていないが、天風国際証券のアナリスト、郭明錤(ミンチー・クオ)氏によると、16万~18万台と推定される。