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「人前で話すとき、どうも相手が興味を持って聞いてくれていない気がする……」プレゼンテーションや会議などで、そんな悩みや苦手意識を持っていませんか？『「よい説明」には型がある。』の著者、犬塚壮志氏によれば、思わず相手が話を聞いてしまう、ある「型」があるといいます。誰でも思わず話を聞いてしまう、頭がいい人がやっている説明術とは？（大学受験専門塾「ワークショップ」情報科講師／株式会社士教育代表取締役 犬塚壮志）
人は「ニュース」という言葉に弱い
「緊急速報です」
「今、ニュースが入ってきました!!」
このようなフレーズを聞いた瞬間に、耳も意識もそちらに向いたことはありませんか？誰が話しているのか、どんな内容なのかはさておき、このように言われると、とりあえず耳を傾けてしまうのが人の性（さが）です。
実は、ニュースというものは、多かれ少なかれ、人の興味・関心を引きつける性質があります。そのため、聞き手があまり興味を抱いてくれなさそうな話を伝えたいときには、何らかの「ニュース」と抱き合わせで説明することで、興味・関心を示してもらいやすくなります。
私はこれを、「ニュースの型」と呼んでいます。この型を利用することで、自分が本来伝えたいこと（メインメッセージ）を相手にしっかり聞いてもらえるようになります。
