イーロン・マスク氏のドーパミンはまさに乱高下しているだろう。  マスク氏は1月29日、自身が創業した、脳にコンピューターを埋め込む事業を手がける新興企業ニューラリンクの画期的な成果を祝った。だがその翌日には、電気自動車(EV)大手テスラが6年前に同氏に支払うことを決めた過去最高額となる558億ドル(約8兆2300億円)の報酬パッケージについて、裁判所が不公正だとして無効の判断を下した。