米アップルが1日発表した2023年10-12月期(第1四半期)決算は増収となった。最も重要なホリデーシーズンに当たる同期に売り上げ増とし、20年以上ぶりの業績不振に終止符を打った。10-12月期の売上高は前年同期比2.1%増の約1200億ドル、純利益は同13%増の340億ドルとなった。いずれもファクトセットのまとめたアナリスト予想を上回った。アップルにとって重要な「iPhone(アイフォーン)」事業の売上高は、前年同期比約6%増の697億ドルとなった。アナリスト予想は676億ドルだった。同社にとって3番目に大きな市場である中国の売上高は約13%減の210億ドルと、アナリストの予想を下回った。同社は昨年、数々の課題に直面した。例えば自社アプリ配信ストア「アップストア」の決済規約に対する世界中の規制当局の監視、中国での売り上げ減少、同社の成長見通しを警戒する投資家の反発などだ。今年に入り、複数のアナリストが投資判断を引き下げた。
アップル、10-12月期は増収、連続減収に終止符
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