米ニューヨーク在住のプロデューサー、ルリア・フリーマンさんは30歳の誕生日を祝うために計画していたイベントを中止し、資金計画を公表した。「今年はいくつか多額の出費を伴う約束事が控えている。ロンドン行きを中止するのが最も責任ある選択肢だと思う(大人はつらい)」。彼女は1月2日、グループチャットで友人らにこうしたメッセージを書き送った。4日間の旅行を予約しようと話し合っていた8人の仲間にもだ。さすがにパーティーは開くつもりだが、ささやかなものにする。支出を抑えると公に宣言することで、節約を実行しやすくなる。フリーマンさんや他の支持者はそう話しており、行動経済学の研究でもこの考え方は支持されている。個人的な経済事情を口実にして友人らとの計画をキャンセルすれば、金銭ばかりか面目も失わずにすむ。ソーシャルメディアでここ数週間に広まったこの習慣には新しい名称もついた。「うるさい節約(loud budgeting)」だ。
「うるさい節約」ブーム来るか
「静かなぜいたく」に対抗 若者に広まる
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