イーロン・マスク氏率いる米電気自動車(EV)メーカー、テスラの取締役会メンバーは、ジレンマに直面していた。長年にわたりテスラの取締役を務めたベンチャーキャピタリストのスティーブ・ジャーベットソン氏は、ハイテク業界の複数の女性と性的関係を持ったことや、違法薬物を使用したことが自社の内部調査で判明したのを受け退社した。事情に詳しい複数の人物によれば、この件の詳細の一部が2017年、マスコミで大々的に報じられ、テスラの取締役たちはこの問題にどう対処すべきかについて非公式に話し合った。ジャーベットソン氏に辞任を促す者もいたという。テスラでのジャーベットソン氏の役割は社外取締役だったものの、幸運なことに同氏には深い金銭的な結び付きがあり、パーティーに共に参加してエクスタシー(MDMAの俗称)やLSDを使う良き友がいた。マスク氏のことだ。
カネと薬物でつながるマスク氏とテスラ取締役
取締役の中には株式報酬などで巨利を得たり、共に薬物を使用したりする者も
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