米連邦議会は今週、ジョー・バイデン大統領が2週間前に発表した、新たな液化天然ガス(LNG)輸出プロジェクトの認可を一時凍結する措置に関して公聴会を開く。詳しく調べれば調べるほど、気候変動対策を重視する左派へのこうしたあからさまな政治的見返りが米国の国家安全保障や経済的利益に及ぼす損害が大きいことが、はっきり分かってくる。ホワイトハウスは、この措置を気候ロビーに対しては得意げに話しているが、欧州の同盟国には認可凍結がLNG供給に与える影響を懸念しないようにと耳打ちしている。進歩派は、認可が中断されればLNG投資の縮小につながると分かっているため、大統領の発表を称賛している。それは、ホワイトハウスのウェブサイトに載っている気候問題の有力者たちからの賛辞を読むだけで分かる。