企業は従業員を人工知能(AI)に早く習熟させようと躍起になっている。これからはAI自体が講師役になるケースも増えそうだ。オンライン教育サービスを提供する米コーセラ(Coursera)の講座には、受講者に個人的なフィードバックを提供できるAI搭載のチャットボット(自動会話プログラム)が取り入れられている。米製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)と米ネットワーク機器大手シスコシステムズはそれぞれ、生成AIを活用したツールをAIスキル向上に向けた社内プログラムに導入する考えだ。こうしたツールには、関連トピックへの質問に答えるAIチャットボットの講師や、受講者の長所と短所を評価し適切な学習モジュールを推奨するよう設計されたアルゴリズムなどが含まれる。