カマラ・ハリス米副大統領は先週、11月の大統領選に向けた自身の優先事項を副大統領専用機内で説明していた時、際どい質問を投げかけられた。有権者はジョー・バイデン大統領の年齢に懸念を抱いている。これは、ハリス氏が大統領を務める準備ができている、ということを人々に納得させる必要があるということだろうか?と。ハリス氏は「務める準備はできている。それについて疑問の余地はない」とあっさり答えた。同氏の仕事ぶりを見れば皆、「私の指導力に対する十分な認識を抱く」と語った。ハリス氏は2月6日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューでこうした発言を行った。直後の8日には、バイデン氏の機密文書の扱いを巡る問題を捜査していた特別検察官が報告書を発表したことを受け、81歳のバイデン氏の認知力に対する懸念が高まった。報告書は、バイデン氏は面談で「能力の衰え」を示したとし、同氏を「記憶力が悪い老人」と呼んだ。