ヤム・ オリスカーさん(19)は見ず知らずの人たちからじろじろ見られたり質問されたりしながら、ニューヨーク市のタイムズ・スクエアを歩いていた。あなたも3500ドル(約52万円)のハイテク機器を顔に着けていれば、同じような目に遭うかもしれない。オリスカーさんが装着していたのは、アップルが発売した複合現実ヘッドセット「Vision Pro(ビジョンプロ)」。観光客目当ての裸のカウボーイや記念撮影に一緒に収まりチップを求めるスパイダーマンなどもいるにぎやかなタイムズ・スクエアでも、銀色の巨大なスキーゴーグルのような外観のビジョンプロは目立っていた。何人かは通りがかりに指を立てて見せて、何本あるか言ってと話しかけてきた。「その人たちは自分の姿が見えているとは思っていなかった」。ビジョンプロを買うためにイスラエルからやって来たオリスカーさんはそう話した。
アップル新端末「ビジョンプロ」 外で早速使う人々
「触れないで!」 最新の複合現実ヘッドセットを購入した新しもの好きは、人々の好奇心にさらされ質問責めに遭う
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