米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは年を重ねるごとに良くなっている。ライドシェアのパイオニアである同社はかつて、シリコンバレーで傑出したユニコーン企業(評価額10億ドル以上の新興企業)の一つだった。タクシーや料理宅配サービスを安価に提供するため、年間20億ドル以上の現金を燃焼しつつ、約700億ドルの評価を受けていた。経営陣の刷新や新規株式公開(IPO)、採算の合わない市場シェアを追うことに厳しい目が投資家から向けられるようになり、ウーバーはやり方を変えた。同社は2022年にフリーキャッシュフローを初めて通年でプラスにし、翌年にはGAAP(一般に認められた会計原則)に基づく営業黒字を初めて通年で達成した。
ウーバー、自社株買いで勢い加速するか
自社株買いとキャッシュフロー目標引き上げ、株価押し上げ要因に
有料会員限定
あなたにおすすめ