誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
お金の使い方の進歩
今日は、お金の使い方について考えてみたいと思います。
アテクシは年齢を重ねるにつれて物欲がなくなってきて、物を買うことにあまり興味がなくなってきたなと感じます。
これは年齢のせいかもしれませんが、一方でお金の使い方がより洗練されたといえるかもしれません。
承認欲求を満たすための浪費
シンプルにいうと「浪費」しなくなったということ。一瞬の満足感を得るためにお金を使っても、その後なにも残らず、お金が減るだけだということが実感としてわかったからです。
自己顕示欲や承認欲求を満たすために、たいして欲しくはないものを買ったり、すでに持っているものを買い足したりすることも、浪費の一種です。
ものを買うことが目的なのではなく、なにかの目的に沿った使い道があるべきでしょう。
たとえば、特別なイベントに向けて服を買うとか、趣味の小旅行のために長距離ドライブに適した車を買うとか、具体的な目的があってものを買うことは堅実です。
人生の選択肢を広げる
お金の使い方で根本的に大切な点は、選択肢を増やすこと。将来の選択肢を考え、それを実現するための資金を確保することです。
お金を使うことで人生の選択肢が大なり小なり広がるならば、その使い道は有益でしょう。
無駄遣いが一切ダメとはいいませんが、基本的には一瞬の満足感のためにお金を使うのではなく、人生の選択肢を広げるために使うほうがオススメです。
一瞬の満足感ではなく
選択肢を広げる使い方
老後のための貯蓄やわが子の教育費など、将来の選択肢を広げるために使うことは、浪費とは異なります。
要するに、お金を使う際には一瞬の満足感に流されるのではなく、自分や大切な人の将来の選択肢を広げるために使うことが大切だということです。
そのためには、自分の目標や価値観を考え、賢明な使い道を選択することが重要です。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。