新日本酒紀行「A.BIRTH(エーバース)」種籾の消毒と選別 Photo by a.base

「この風景を瓶に詰めたい」。亡き父・夏田冬蔵にささげる亀の尾の酒

「この風景を瓶に詰めたい」と語り、夏は田んぼで米作り、冬はその米で酒造りの人生で夏田冬蔵と自らを名乗った森谷康市さん。地元、秋田県横手市平鹿町の圃場保全に力を注ぎ、土地改良区の理事を務めた。業界内外から慕われ、全国から講演会に呼ばれる人気者。だが、2019年夏の田んぼで倒れ、62歳で帰らぬ人に。