もちろん、もめごとばかりが起きている環境がいいわけではありませんが、考え方の違いや、周囲と多少の摩擦はあってこそ組織や人間関係は活性化するものです。

 大切なのは、あくまでも自分の評価は自分の物差しではかること。「自分は」どうしたいのか、「自分は」何を伝えたいのか、「自分は」どう思うのか、常に「自分は」と向き合って考えるようにしておきたいものです。

 自分ではよかれと思ってやったことが、「もしかして相手にとってはおせっかいだったかもしれない」と、あとになって不安になったことはないでしょうか。

「親切」と「おせっかい」の間にはっきりとした境界線はありません。いってみれば紙一重なのです。

 ただ、わかっているのはそれを親切と感じるか、おせっかいと感じるかは相手の気持ちしだいだということです。

 それでも、やはり気になって声をかけたり、手を差し伸べたくなるときがあります。そんなときは、「おせっかいかもしれないけど…」とか「迷惑でなければ…」などと、ひと言つけ加えるのを忘れないようにしましょう。

【判断力・思考力に自信がない人】
的確な判断をおこなうための3つのポイント

 ランチのメニューを見ながらどれにしようかと迷っている程度ならいいのですが、ビジネスでも優柔不断だとすれば問題です。

 意思決定で重要なのが、合理性・倫理観・感情の3つです。この3つのクオリティを高めることで、的確な判断を下せるようになります。

 合理性や倫理観は、本を読むことや対人関係から学ぶことで身につきます。また感情は、日ごろから広い視野をもつように心がけることで自然と育むことができるでしょう。

 決断を先延ばしすることは損失のほうが大きいものです。そこで意思決定のプロセスがしっかりと身につけば、決断のスピードも自ずと速くなります。